和漢外来h2-icon-wakan

診療科概要

和漢診療とは?

漢方医学の伝統的な医学を実践するとともに、その物の見方・考え方を尊重しながら、科学的な検討も加え、実践する医療を和漢診療と我々はと呼んでいます。治療は主として、和漢薬(漢方薬)を用いますが、病気によっては、西洋医学も併用しながら、東西両医学の優れた面を重視し、患者さまにご満足いただける治療を目指しております。

和漢診療の対象となる病気とは?

和漢診療(漢方治療)が西洋医学より有効な場合
  • 原因の分からない疾患や病態が明らかでないもの
  • 原因や病態は分かっていても治療法の確立していないもの
  • 副作用などで西洋医学の治療法が適応困難なもの
  • 心と身体の異常が絡み合っている病態
  • 病変が多部位にわたり、愁訴の多いもの
和漢診療(漢方治療)が有効な病気とは?
  • 膠原病(慢性関節リウマチ、強皮症など)
  • 消化器疾患(慢性胃炎、胃下垂、過敏性腸症候群、潰瘍性大腸炎、慢性下痢、便秘など)
  • 肝・胆・膵疾患(慢性肝炎、慢性胆嚢炎、胆石症、慢性膵炎など)
  • 内分泌・代謝疾患(糖尿病とその合併症、肥満症、痛風、一部の甲状腺疾患など)
  • 腎疾患(慢性腎炎、慢性腎不全、ネフローゼ症候群など)
  • 呼吸器疾患(気管支喘息、肺気腫、慢性気管支炎など)
  • 心疾患(西洋医学的な治療を必要としないが動悸として感じる不整脈など)
  • 神経疾患(脳血管障害後遺症、末梢神経障害、慢性頭痛、初期の認知症、めまいなど)
  • 皮膚科的疾患(アトピー性皮膚炎、慢性蕁麻疹、慢性湿疹、尋常性乾癬、脱毛など)
  • 泌尿器科的疾患(膀胱炎、前立腺肥大など)
  • 産婦人科的疾患(更年期障害、月経困難症、不妊症など)
  • 整形外科的疾患(変形性関節症、肩こり、腰痛症など)
  • 耳鼻科的疾患(アレルギー性鼻炎、慢性副鼻腔炎、メニエール症候群など)
  • 眼科的疾患(白内障、一部の緑内障など)
  • その他(風邪、倦怠感、微熱、冷え性、食欲不振、虚弱体質、高齢の方など)

以上のような病気で、西洋医学で改善が得られない場合でも、和漢薬(漢方薬)による治療が有効な場合が少なくありません。

和漢薬(漢方薬)は高価では?

保険の適応がない一部の特殊な生薬(薬効のある自然物、多くは草根木皮や鉱物など)の中には非常に高価なものがあります。
しかし、一般的な医療機関で用いるエキス製剤や生薬は西洋薬と同じように保険がききますから、けっして高いものではありません。しかも、複数の疾患を抱えていて多くの薬をのんでいる方でも、和漢薬(漢方薬)を併用することによって、かなり薬を減らせることもあり、返って安価に治療をすすめることも可能です。

和漢薬(漢方薬)は長く飲まない効果がでないのでは?

一般的には、長く飲まないと効果が出てこないし、長く飲んで何となく良くなるものと思っておられる方が多いようですが、けっして、そんなことはありません。病気の種類によりますが、風邪などの急性の病気に対しては、服用して即座に効果をあらわす場合も少なくありません。ただし、病歴の長い慢性難治性の病気や体質に依存した病気は、根気よく飲み続けることが大切です。

担当医師

  • 野上 達也(金曜担当)

    専門領域

    はじめまして。和漢診療科の金曜日の外来を担当させていただいております野上達也と申します。これまで一般内科と東洋医学を中心に研修を積んでまいりました。東洋医学を通じて多くの患者様のQOLの向上に貢献できればと考えております。よろしくお願い申し上げます。

    資格・専門
    • 日本東洋医学会漢方専門医および指導医
    • 日本内科学会認定専門医
  • 藤本 誠(水曜担当)

和漢診療外来は内科外来で水・金の週2日間行っております。
担当する医師は富山大学医学部和漢診療学講座からの派遣医です。