新潟県厚生農業協同組合連合会 上越総合病院

脳神経外科

  • 概要・特色
  • 受付時間
  • 施術実績
  • 医師紹介

概要・特色

早期の社会復帰ができる手術を心がけています。

私どもの手術方針は、予定手術であれば無剃毛、最小限の皮膚切開、小さな開頭、できればキーホール(鍵穴)での手術です。美容上も満足度高く、社会復帰までの日数は短くできます。脳動脈瘤に対してはより確実で術後血管検査を繰り返す必要がないクリッピングという直達術を原則にしています。

対象疾患

  • 脳血管障害
  • 腫瘍
  • 外傷
  • 脊椎症

診療内容

多数の手術症例経験による、くも膜下出血の治療

次のような症状のどれかがあれば、脳外科医にぜひご相談ください。

  • 頭痛
  • 意識障害
  • 高次脳機能の低下(人格や認知機能の低下)
  • 全身あるいは部分的なけいれん(てんかん)
  • 半身不随やシビレ感
  • 言葉の障害
  • 顔の痛み、顔のけいれん
  • 視覚や聴覚の問題
  • 頭部受傷時
  • 受傷後しばらくして(多くは1~2ヵ月後)認知障害や半身麻痺をきたした場合

特に、これらの症状が次第に悪くなるときは躊躇せず受診してください。

脳外科の病気にはどんなものがあるでしょうか?

半身麻痺や言語障害などの症状が突然出てまもなく回復した場合は一過性脳虚血発作です。一過性脳虚血発作は頚動脈や主幹脳動脈が高度に狭くなって発症することが多く完全閉塞の前触れともいえますので迅速な対応が必要です。一時的な意識障害もよくみられる症状ですが、てんかん発作を除けば心臓など循環系の障害によることが多いので循環器の専門医を訪ねることが必要です。てんかん発作の原因が脳腫瘍や脳血管病変の場合があり手術で完治する可能性があります。脳外科を受診する患者さんで一番多い訴えは頭痛です。頭痛、特に何年も前からある頭痛のみという人には重大な脳の病気であることはめったにありません。もちろん頭痛のみでも治療しなければなりませんが、頭痛とともに冒頭に掲げたような症状とがある場合はぜひ脳外科を受診してください。
今まで経験したことがないほどの突然の激烈な頭痛はくも膜下出血の可能性があります。くも膜下出血の場合首筋から後頭部中心の激痛でたいていは一時意識を失いますが、稀に風邪と誤診されるような軽症の場合があります(警告出血)。ほとんどのくも膜下出血は主幹脳動脈にできた脳動脈瘤の破裂によるもので、遺伝病ではありませんが3分の1くらいの患者さんで家族発生があります。血のつながった身内の方にくも膜下出血があった場合は検査を受けて脳動脈瘤の有無を確認しておいたほうがよいでしょう。脳動脈瘤があれば破裂しないように直達手術や血管内手術を計画しなければならない場合があります。

脳外科の手術はたいへん?

確かに脳外科で手術と聞いたら怖いですね、私も受ける立場になれば怖いです。だから経験豊かな良医を選ぶことが肝心です。
大部分の脳手術は脳髄(いわゆる脳みそ)を切開したり切除したりするわけではありません。脳血管病変や良性の脳腫瘍では奥に位置していても脳の表面に存在します。
うまい脳外科医は脳に傷をつけないように手術できます。一方悪性の脳腫瘍などではある程度脳髄を犠牲にしないと手が届きません。しかし幸いなことに悪性の脳腫瘍はかなり稀な病気です。

脳の病気を予防する秘訣は?

一般に脳外科では患者さんは回復がいいのですが、脳卒中で代表される脳の血管病変では発症時の病変の部位と大きさで予後が決まるといっても過言ではなく、やはり予防が大切です。
健康に関する情報があふれていますが、あれもこれも完全にすることは不可能です。ただ、ひとつだけ守っていただきたいことがあります。それは血圧を正常にしておくことです。また脳ドックを受けることも安心につながるでしょう。

受付時間・休診について

下記よりご確認ください。

施術実績

脳神経外科統計(2017年1~12月)

手術件数

手術件数合計 93件
大手術 43件
小手術 50件

大手術の内容

脳腫瘍摘出術 8件
髄膜腫 3件
聴神経腫瘍 1件
上衣腫 1件
星細胞腫 1件
膠芽腫 1件
転移性脳腫瘍 1件
破裂脳動脈瘤(くも膜下出血)クリッピング 7件
重症度Ⅴ 2件
重症度Ⅳ 0件
重症度Ⅰ~Ⅲ 5件
未破裂脳動脈瘤クリッピング 9件
MCA 5件
ACA 1件
IC-PC 1件
A1 1件
IC-ANT,CHOROIDAL 1件
開頭による頭蓋内血腫除去術 16件
内頚動脈起始部狭窄(内膜剥離術) 0件
微小血管減圧術 2件
顔面けいれん 1件
三叉神経痛 1件
バイパス術 1件
合計 43件

小手術の内容

定位脳手術 1件
高血圧性脳内出血 1件
脳膿瘍 0件
脳室腹腔シャント術(水頭症手術) 6件
慢性硬膜下血腫洗浄穿頭術 28件
脳室ドレナージ 6件
頭蓋形成術 3件
その他 6件
合計 50件

2017年の手術統計について

2017年は脳腫瘍8件、脳動脈瘤クリッピング術が16件と大手術が多い傾向でした。更に2017年は上越地方の救急診療体制が変わり、上越総合病院への救急搬送件数が激増しました。そのため開頭頭蓋内血種除去術が16件と大幅に増えているものと思われます。また慢性硬膜下血種のドレナージ術や水頭症に対するVPシャント術も増えています。

医師紹介

部長/江塚 勇

資格・専門
  • 日本脳神経外科学会専門医
  • 日本脳卒中学会専門医
  • 医学博士
略歴
  • 上越市板倉区出身
  • 新潟大卒
メッセージ 新潟労災病院脳神経外科部長を経て、副院長として勤務定年退職と同時に上越病院脳神経外科を担当することになりました。
ライフワークは脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血の治療で、重症例にも急性期に直達術(クリッピング)を行って再破裂させないという方針をとってきました。結局未破裂動脈瘤も含めて1,100例以上の患者さんを治療いたしました。その経験数と成績(下のスライドをご覧ください)は全国的にみてもトップレベルです。体力を技術でカバー、美しい治療を心がけます。

部長/荒川 泰明

専門領域
  • 脳神経外科全般
  • 脳卒中
  • 脳腫瘍
  • 頭部外傷
  • 正常圧水頭症
  • 顔面けいれん
  • 三叉神経痛など
資格・専門
  • 日本脳神経外科学会専門医
  • 第9回新潟医師臨床研修指導医講習会
  • 日本脳卒中学会専門医
  • 医学博士
所属学会
  • 日本脳神経学科学会
  • 日本脳卒中学会
  • 日本脳腫瘍の外科学会
  • 日本脳神経減圧術学会
  • 日本脳神経外科コングレス
略歴
  • 昭和63年 高田高校卒
  • 平成6年 金沢大学医学部卒、脳神経外科を専攻
  • 平成13年 脳外科学会専門医取得
  • 平成13年~平成18年 富山市民病院にて脳外科医長
  • 平成18年 上越総合病院
メッセージ 私は新潟県上越市の出身です。平成6年に金沢大学医学部を卒業後、新潟県、石川県、福井県、富山県の病院で研修し平成18年4月に上越総合病院に赴任しました。ともに赴任した江塚勇部長からは多くのことを学びました。なかでも脳外科手術をともに行い、多くの経験をしました。脳血管障害では脳動脈瘤クリッピング術や頸動脈内膜切除術(CEA),STA-MCAバイパス術。脳腫瘍では神経膠腫や頭蓋底部の髄膜腫の手術。また顔面けいれんや三叉神経痛といった微小血管減圧術の経験も豊富です。
最近では母校である金沢大学脳神経外科 中田光俊教授の支援を賜り、金沢大学から定期的に医師派遣を受けています。若い脳外科医や研修医の教育に力を注ぎ、一緒に安全な手術ができるように指導しています。
私の理想は地域医療を大切にすることです。故郷の地の利を生かし、人々の輪を重んじ、課題の多い上越の地域医療に貢献する時が参りました。上越総合病院 脳神経外科をこれからもご指導ご支援、よろしくお願いします。

医師/亀山 茂樹(てんかん外来)

メッセージ てんかんの専門外来(毎週月曜日の午後)を担当しております。
私は、1995年以来西新潟中央病院(新潟市)でてんかん外科医として診療に従事し、1998年からてんかんセンター長、2008年から病院長としててんかん医療の向上に邁進してきました。2015年の退官後に、上越地区にてんかん専門医がいないことや長野や富山県からのアクセス改善のために、外来を開設しました。日本てんかん学会では理事として、てんかんガイドラインの作成に関与し、編集委員長としててんかんガイドブックを刊行しました。また特殊な手術法を開発し、14ヶ国を含む国内外の患者さんの手術も行っています。2014年に新潟県医療功労賞、2015年に日本てんかん学会功労賞、2017年に日本てんかん協会木村太郎記念賞を頂戴しました。てんかん専門医としての経験をこの地域の医療に役立てたいと考えております。
最近は高齢者のてんかん性健忘症候群が急増しています。てんかんは、専門的診断と早期の治療が大切ですので、てんかん専門外来をご利用いただきたいと思います。
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