医療安全講演会・教育研修推進室開設記念講演の報告

想定外を生き抜く力 -大津波から生き抜いた釜石市のこどもたちの主体的行動に学ぶ-

医療安全講演会・教育研修推進室開設記念講演

7月22日(月)群馬大学理工学研究院 教授・群馬大学広域首都圏防災研究センター長 片田 敏孝先生より防災についてのご講演を頂きました。

主な内容としては、

  1. 上越市で起こりうる津波被害
    日本海側津波の特徴について
    1)地震規模の割りに津波が大きい
    2)地震発生後、早期に到達する
    3)繰り返し何回も到達する
  2. 3.11東日本大震災 何が問題だったのか Key-Wordは想定外
    想定にとらわれ過ぎた防災:想定を超えた → 想定が甘かった → 想定を見直す
    しかし、想定外力を無尽蔵に上げることが本質なのか?
  3. 大津波から生き抜いた釜石の子供たちに学ぶ
    「正しく恐れる」:いつか津波は来る。しかし、常に恐れる必要はなく、その日その時だけしっかり避難する。
  4. 釜石市での防災教育 ~地域に災害文化を根付かせる~
    1)津波は「いつか必ず来る」
    2)しかし、津波警報がでても避難しないことが常態化していた
    3)子供たちへの防災教育・・・災害文化再生プロジェクト
    10年経てば大人になる、さらに10年経てば親になる。高い防災意識が世代間で継承される。

〈感想〉: 防災の一義的な目的は災害ごときで人を死なせないことである。

避難時における三原則としては、1)想定にとらわれすぎないこと、2)最善を尽くすこと、3)自らが率先して避難すること。その姿を見て、他の人も避難する。
大自然の猛威の中でできることは、生き抜く為に自分で判断し最善を尽くすことが最も大切であることと、防災教育の重要性を改めて認識しました。

医療現場でも患者の急変など想定外のことは起こりうる、マニュアルやガイドラインを参考にすることは基本であるが、実際そのような場面に遭遇した時にはマニュアルに頼り過ぎないよう日々研鑽を積んでいくことが我々には大切なことであると感じました。

教育研修推進室 近藤(検査科)



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