2018年12月03日
専門・認定看護師会研修「脳卒中です。でも、トイレに行きたいです」
本年度は、当院の専門・認定看護師それぞれの専門分野の「排泄ケア」についての学習会を開催しました。5回シリーズ最終回は「脳卒中です。でも、トイレに行きたいです。」~退院を見据えた排泄ケア~でした。コアな分野ながら46名の皆様にご参加いただき、ありがとうございました。今回はより多くのスタッフに聴講してもらうため、ビデオ撮影を行いました。脳卒中というと言語や運動障害を思い浮かべますが、感覚・高次脳機能障害という他者にも患者さん自身にも気が付きにくい障害を抱えている場合があります。よって「トイレに行って排泄する」ことは患者さんにとって非常に高度な身体活動で、自宅退院のキーポイントです。この課題に取り組むには看護師や医師、リハビリ、栄養士など多数のコメディカルとのコミュニケーションとチームワークが必要です。一人でも多くの患者さんが自宅に戻り、再び地域で生活できるようにこれからも務めていきたいと考えています。
「脳卒中リハビリテーション看護」認定看護 峰村 奈津美