新潟県厚生農業協同組合連合会 上越総合病院

初期臨床研修

2022年10月17日

こじょんのび便り!2022年第5号



上越総合病院で研修医として働き、1年半が経過しました。初めの頃は分からないことばかりで自分から動くことはできませんでしたが、職員の皆さんに支えられ少しずつ自分で考えて動けるようになってきました。そんな僅かな成長に喜びを感じながら仕事をしています。
 
先日は腎臓内科の先生方の多大なるサポートを受けながら、内科地方会で症例発表をさせていただく機会がありました。地方から集まる先生の前で行う発表であり、とても緊張しましたが無事に終えることが出来ました。また他の病院の研修医や上級医の先生の発表を聞いて刺激を貰えました。
 
さて、『人生は選択の連続である』と言いますが、私は今年二つの大きな決断をしました。
 
一つ目は専攻科を決めたことです。8月の終わりに金沢大学神経科精神科への入局を決めました。内科とも迷いましたが精神科は幅広い年齢層の患者さんと接する事ができやりがいがあること、一つの疾患でも個人個人のバリエーションがあり興味があること、尊敬できる上級医の先生がいる事などを総合的に考えて選択しました。今後長年働くと思われる科を決めるとても大きな決断でした。
二つ目は結婚をすることです。かねてよりお付き合いさせていただいていた方と今年結婚することを決めました。家族をはじめ研修医の同期や友人・職場の方々に祝福していただき、とても嬉しく思います。夫婦として二人で生活することは時には大変なこともあるかもしれませんが、お互いに支え合って乗り越えていこうと思います。
 
未曾有の新型コロナウイルス感染症の流行から早3年が経過しました。コロナウイルスが流行り出した学生時代は、学内で感染者が出ると外出ができないといった規制があり、自分の部屋で孤独に国家試験勉強をしながら将来に漠然とした不安を抱えていました。
また、研修先の病院を決めるにあたりとても迷いましたが、仲がよく優秀な研修医の同期や、優しく丁寧に指導して下さる上級医・コメディカルの方々に支えられ、今こうしてのびのびと研修が出来ていることを考えると、母校である金沢大学から遠く離れた上越総合病院で研修をするという『選択』は我ながら良いものであったと思います。
このような素敵な環境での研修医生活をより良いものにするためにも、残された日々の一日一日を噛み締めて過ごしていこうと思います。
 
最後になりますが、これからもご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。


写真:10月11日に行われたCPC(臨床病理検討会)症例提示の様子

 
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