2023年01月25日
こじょんのび便り!2022年第6号
忙しない研修の日々で、気付いたら年越し、僕ら2年目研修医の研修期間も残すところ2ヶ月近くとなりました。
来年度からは医師3年目として、それぞれ専門の道へ進むことになります。法律上は、初期研修終了後は単独診療ができるようになります。初期研修医の間に行ってきた診断、治療、患者さんおよびその家族様への説明等も来年度からはより自身の責任が大きくなるというわけです。当然、難しい症例などについては上級医の先生と相談を重ねながら診療をしていくことになりますが、自身の知識や技術がより直接的に患者さんの診療の結果へ反映されていくことになると思います。今まで以上に、気を引き締めて知識や技術を高めていこうと改めて思う次第です。
私は来年度からは麻酔科の専門研修を引き続き上越総合病院で行っていく予定です。麻酔科ということで、手術室中心となり、病棟や外来の機会は少なくなるとは思います。初心忘れるべからずとのことで、私が目指す医師像を振り返りますと、「症状や病気に苦しんでいる患者さんの不安や苦痛の気持ちに寄り添った診療ができる医師」というものがあったように思います。初期研修中では主に救急外来や内科外来、病棟の入院患者さんに対して、気持ちに寄り添った診療をするように心がけてきましたが、来年度からは手術室に来られる患者さんの不安を少しでも和らげることのできる医師を目指していきたいと思います。また確かな手技・知識でもって、苦痛が少なく、不必要な時間を取らせない麻酔ができるように自分自身をより高めていく所存です。
そして、患者さんだけでなく、一緒に診療に携わる上級医・同僚医師・看護師・その他メディカルスタッフの心にも寄り添い、話しかけやすい、相談しやすい医師となって患者さんにとって最良のチーム医療を実践していきたいと思います。
最後にこの場をお借りして、初期研修の間私達を熱心に指導してくださりました、篭島病院長、研修プログラム責任者の大堀先生、救急科田中先生を始め上級医の先生方に感謝申し上げます。また医局の先生方以外にも病棟、外来の看護師のみなさん、薬剤師のみなさん、リハビリテーション科の職員方、栄養科の職員方、総務課の職員方、研修センターの事務さん、その他私たち初期研修医の研修に携わってくださったすべての方々へ感謝いたします。
そして、何よりも私達初期研修医の診療への参加を快く許可してくださった患者さん皆様へ厚く御礼申し上げます。
症例検討会の様子 (2023.1)