新潟県厚生農業協同組合連合会 上越総合病院

初期臨床研修

2024年07月08日

こじょんのび便り!第12号

         

私は幼少期、ツバメになりたいと思っていた程ツバメが好きなのですが、ツバメのネタを同期に先取りされてしまったので、不本意ながら他の話題について書くことにします。
 
 自分が国家試験の勉強をしていた頃を思い返すと、早く上越総合病院で働きたくて、このレジデント日記を読み、モチベーションを高めていたことを思い出します。
私が最初に上越総合病院に出会ったのは大学5年の秋、選択実習の最初に循環器内科で1カ月実習をさせていただきました。選択した理由は、新潟に少しだけ住んでいたことがあったのでその懐かしさと、県外の病院もみてみたい、という軽い気持ちからでした。ですが実際に来てみると、院長の篭島先生をはじめ、研修医、上級医、コメディカルの方々まで優しく、教育熱心で温かい雰囲気に溢れていることに感動しました。その後、10箇所程度の病院を実習や見学で訪れましたが、上越総合病院以上に自分が働きたいと思える病院には出会いませんでした。大学最後の実習で再び上越総合病院の救急科で1カ月実習をさせていただき、やはり自分が初期研修を行う病院はここしかない、と確信してマッチングを受けました。 
無事にマッチングが決まったときは、比喩ではなく本当に泣いて喜びました。上越総合病院を知らない周りの人は「何がそんなに良いの?」と不思議がっていましたが、正直に言うと直感としか言いようがないような、「とにかくこの病院に行きたい」という強い気持ちがありました。
実際に研修が始まってみると、やはり学生の時とは違った責任や緊張感があり、落ち込んだり不安になったりすることもありました。ですが、「この病院を研修先に選んで良かった」という気持ちは変わりませんでした。
元々言語化することは苦手ですが、研修医になってその重要性を再認識していますので、当院での研修の良い点を言語化してみると「ポジティブな空気感」ということになるかと思います。研修医の仲間は皆向上心があって仲が良く、上級医の先生方も純粋に教育しようという気持ちで真剣に向き合って下さいます。コメディカルの方々も研修に協力的で、慣れていなくて手間取っていても辛抱強く見守っていて下さり、時にはプロのアドバイスも下さいます。
初期研修も先が見え始め、今後の進路を考える時期に差し掛かっています。「いずれは地域医療にも携わりつつ、患者さんを丸ごとみられる医師になりたい」という初心を忘れず、幅広く興味を持って勉強を続けていきたい所存です。不安や寂しい気持ちもありますが、研修医という貴重な「今」を大切に、感謝の気持ちをもって残りの研修に取り組んでいきたいと思います。
 
追記
当院のポジティブな内容ばかり書きましたが、あくまでも個人の感想で、病院の回し者ではありませんのでご安心ください。
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