2026年02月09日
こじょんのび便り2025年 第18号
この文章がホームページに掲載される頃には、私の研修期間も残り2か月弱となっていることでしょう。もともと上越に縁のなかった私ですが、いざ離れることを考えると、一抹の寂しさを感じています。
実は、上越での生活は私にとって初めての一人暮らしでしたが、病院の周囲にはスーパーや飲食店が充実しており、生活に不自由を感じることはありませんでした。強いて挙げるとすれば、閉店時間が比較的早い点でしょうか。新潟市に出かけることもありますが、上越に戻ると落ち着きます。
そんな研修生活の中で、先日、医療プロフェッショナルワークショップという院内研修に参加しました。いわゆる「プロ」、私で言えばプロの医師になるために、大切にすべき心構えをグループで考えました。プロフェッショナルの語源は “profess=宣誓する” であるそうで、最後には一人一人が宣誓の言葉を書き残しました。振り返ると、困っている人を助けたいという一心で志した職業ですが、日々の業務に追われる中で、いつの間にか信念や目標にほこりが被っていたことを実感しました。入職時、上越総合病院のエントリーシートに「患者さんの背景や気持ちに寄り添える医師を目指します」と書いていたにもかかわらず、書いたことすら忘れていたのが正直なところです。
こじょんのび便りは、病院職員の皆さま、患者さん、そして医師を志す学生さんなどが主な読者だと思いますが、私は未来の自分にもこの文章を読んでもらいたいと考えています。この文章を目にした未来の私が、「研修生活は楽しかったな」「上越総合病院で多くの方に支えられながら研修をしたな」「最近は初心を忘れかけているかもしれない」と立ち止まって思い出すことができたら――そんな願いを込めています。
上越総合病院で働く先生方の中には、当院で研修生活を過ごされた後、各地で研鑽を積み、再びこの地に戻ってこられた方が多くいらっしゃいます。私もいつか上越に帰り、「皆さまのおかげで、ここまで成長することができました」と胸を張って言えるよう、これからも努力を重ねていきたいと思います。これを読んでくださった職員の皆さまは、末永く健康でお過ごしください。

