2014年02月20日
「プロ」は難しい
水澤 桂
研修生活が始まって1年近くになりました。
去年の春頃、国家試験も終えたばかりで大量の医学書を傍目に研修が始まりましたが、なかなかアタマでっかちで仕事もうまくはかどらずでした。その分、隣の1、2年上のデキル諸先輩方が輝いて見えたものでした。
時は移り、この1年間、各科の研修ローテーションに加え、週1回の救急当直や糸魚川での外科研修、定期的な外部から講師を招いてのカンファレンスや、ときには沖縄まで実習に行ったりと、大変密度濃く過ごさせていただきました。最近特に研修医同士の話題となることで多いのはプロフェッショナリズムに関してです。ムツカシイ言葉を使ってしまいましたが、研修医でさえ日々の仕事はルーチン化してしまいがちです。たまたま同期が多かった年度のようですが、なおさら互いに良い影響を与えられる医師を目指して日々励んでいます。
さて、また4月には新1年生が入ってきます。大学2年生の時に部活の後輩のために慌てて読みもしないソフトテニスのテキストを買ったのは今では遠い昔。お手本にはまだまだ程遠いですが、彼らから得られるものもまたあるでしょう。 春が楽しみです。