新潟県厚生農業協同組合連合会 上越総合病院

薬剤部

  • 概要・特色
  • 業務内容
  • 院内活動
  • 設備

概要・特色

調剤や服薬指導で患者様をサポートします。

薬剤部では外来・入院患者様のための調剤をはじめとして、化学療法センターでの抗がん剤調製、注射薬調剤、院内製剤、入院患者様への服薬指導、薬物血中濃度モニタリング、院内の各種委員会への参加、薬学実務実習生受入を行っています。

業務実績

2017年9月業務実績

外来処方箋枚数 8411枚/月(院内処方発行率 91.1%)
入院処方箋枚数 3163枚/月
薬剤管理指導業務 300件/月
抗がん剤調製件数 195件/月
特定薬物治療管理業務(TDM) 7件
薬学実務実習生の受け入れ 2017年度 I期1名 II期2名

学会発表

  • 第27回日本医療薬学会年会「当院におけるポリファーマシーの現状調査と今後の取り組み」

認定薬剤師免許取得リスト

  • 栄養サポートチーム専門療法士(薬剤師)
  • 日本薬剤師研修センター認定実務実習指導薬剤師
  • 小児薬物療法認定薬剤師
  • 日本病院薬剤師会研修認定薬剤師
  • 日本薬剤師研修センター認定薬剤師
  • 日本糖尿病療養指導士
  • 日病薬認定感染制御認定薬剤師(取得準備中)
  • 外来がん治療認定薬剤師(取得準備中)

業務内容

調剤室での業務

外来、入院患者様の薬を作り、薬の使用量、飲み方、相互作用(飲み合せ)、投与日数などをチェックします。各患者様への最適な薬物治療になるように、錠剤、粉薬、水剤、坐剤の選択、錠剤の一包化などの提案をしています。また、入院患者様に、服薬管理がしやすいように、薬をカートにセットもしています。

がん化学療法業務

抗がん剤の投与計画書(レジメン)に従って患者様への投与量、投与経路、薬剤の選択が適切かどうか確認します。
化学療法調剤室では、レジメンに基づき抗がん剤を調製し、患者様へ届けています。また、化学療法室の外来患者様や、入院患者様へ、副作用の確認や薬の飲み方の説明、日々の体のケアの方法などをお話しています。

服薬指導

外来窓口や入院患者様のベットサイドで服薬指導を行っています。
投与方法が複雑な薬、投与前に準備が必要な薬、服薬に関するアドバイス、副作用の悩みなど、処方されたお薬が適切に使えるように情報提供をしています。

注射薬の調剤

注射薬は通常、内服薬に比べて効き目が早く、多くの場合、より重症の患者様に投与されますので、特に慎重に使用されなければなりません。入院患者様に使用される注射薬を医師の処方に従って、組合せや投与量、投与方法等のチェックを行い、患者様毎にセットして病棟へ供給しています。

医薬品管理

患者様に処方される医薬品の、適正な在庫の確保 、品質管理や備蓄薬品の管理など行っています。

医薬品情報管理

患者様に最適な薬の選択ができるように薬剤の情報を管理しています。
当院で使われる薬について、院内の医師、看護師などに情報提供を行います。

TDM(治療薬物モニタリング)

TDM(therapeutic drug monitoring)とは、薬の血液中濃度を測定し、最適な薬の量、投与法を設定する手法です。
薬剤部と検査科が連携して抗菌薬の一部について解析し投与提案を行っています。

薬学実務実習

6年制薬学部の実習生を受け入れています。
実習生は認定実務実習指導薬剤師の指導のもと、調剤、病棟での服薬指導の見学や実践、抗がん剤の調製、持参薬の鑑別など薬剤師に必要な様々な業務の体験を行います。
薬剤部での実習だけでなく、手術室、放射線科、検査科、リハビリテーション科など他部署の見学を通じて業務への理解を深め、薬剤師がどう関わっているのかを体験してもらいます。

介護老人保健施設

介護老人保健施設「アルカディア上越」の入所者様の薬をカートにセットしています。
薬の管理がしやすいようにまとめられる薬は全て一包化しセットします。

院内活動

医療安全対策チーム(リスクマネジメントチーム)

医療安全推進担当者として、薬剤部内のヒヤリハット報告をとりまとめ、再発防止対策を立案し実行しています。週1回院内の医療安全カンファレンスに参加し、院内で発生した事例について情報共有し、院内巡視(環境チェック)に同行しています。

感染制御チーム(Infection Control Team:ICT)

感染管理を担当する医師・看護師・臨床検査技師・薬剤師などで構成されています。この中で薬剤師は、主に院内における抗菌薬・消毒薬の適正使用の推進に関わっています。
抗菌薬は使用方法によっては耐性菌を出現させてしまうため、毎月の使用状況を把握しています。抗菌薬の使用状況、各抗菌薬の耐性菌の一覧は薬剤部と検査科で作成しています。これらの情報をもとに効かない抗菌薬を使わないようにしています。

化学療法チーム

化学療法を行うためには複数の職種での連携が必要です。この委員会では化学療法に関わる多職種間での決め事を作成し、抗がん剤の投与計画書(レジメン)を決定します。レジメンの作成・登録には薬剤師が関わり、投与量、投与スケジュール、副作用、治療に対する根拠(エビデンス)などを調べ、委員会での決定を得ます。

がん緩和ケア連携チーム

がんを経験した患者様や家族が生活する上で直面するさまざまな問題について当院の医療専門職が相談を受け、解決のための糸口や具体的な工夫などについて共に考えサポートします。
薬剤師は、患者様が使う薬の情報提供や適正に使われるかのチェック、患者様がよりよい生活を送ることができるように医師への薬の提案などをしています。
がんによる疼痛や精神的な苦痛を最小限に出来るよう、患者様の立場に立って、希望や痛みの状況(痛みの質、強さ)を詳しく聞いて、治療につなげていけるよう努めています。

CRST

CRSTとはChemotherapy Radiotherapy Support Teamの略です。がん治療は多職種の連携が不可欠であり、連携を円滑化するためにこの委員会が開かれています。化学療法室、放射線科、緩和ケア、リハビリテーション科、地域連携室等の人員で構成されており、3か月に一回意見交換を行っています。会議では薬のことだけでなく、がん治療全体のことが話し合われます。

心臓リハビリテーション

心疾患を抱えた患者様の運動リハビリテーションをサポートするチームです。医師、看護師、薬剤師、理学療法士、事務職員などで構成されています。薬剤師は、患者様が入院中から外来心臓リハビリテーション通院期間終了までの約5か月間、月に1回程度面接し、服薬状況や副作用の確認、服薬指導などを行います。こうした患者様の多くが、多種類の薬剤を併用し、長期に渡る服用を必要とします。服薬アドヒアランス(患者様が積極的に服薬すること)を良好に保ち、再発や合併症の予防に寄与すべく活動しています。

NST

患者様の栄養状態を評価し、静脈栄養、経腸栄養を駆使した栄養管理をサポートするチームです。医師、歯科医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、言語聴覚士、臨床検査技師などで構成されています。1週間に1回、多職種でカンファレンスと回診を実施しています。薬剤師は主に静脈栄養における管理や、併用薬剤が栄養状態に及ぼす影響に注意を払って取り組んでいます。他の職種とは違う薬剤師としての視点を大切にしています。

褥瘡委員会

病棟での褥瘡(床ずれ)の発生防止、治療に関する委員会です。症例を検討し対策案を考えたり、院内で褥瘡の発生の防止術の講義・実演を行ったりします。薬剤師は適切な外用薬の選択等に関わっています。

その他の活動

当薬剤部では病院祭や市民健康公開講座などに参加し、地域に根ざした医療を提供出来るよう活動しています。

設備

製剤室

製剤室では院内製剤を調製します。
院内製剤とは「薬剤師により病院内で調製され、その病院で使用される製剤」のことをいいます。医師が治療を行ううえで、市販されている薬剤では効果が得られない場合や、市販されている薬剤であっても、場合によっては剤型を変えないと使用できない場合もあります。このようなときに製剤室では、個々の患者様に合う形で、薬剤を調製しています。無菌環境を必要とする点眼剤や注射薬の調製は、クリーンルーム内にて調製しています。

調剤室

全自動錠剤分包機

錠剤を自動的に1包化する機械です。 外来で複数の錠剤を処方されている患者様が1包化を希望された場合、入院患者様の調剤に活躍しています。

散薬監査システム

散薬に付いているバーコードを読み取ることによって、お薬の取り間違い,量り間違いなどがないようにするシステムです。

化学療法(センター)調剤室

化学療法調剤室では、安全キャビネットの中で患者様の抗がん剤を調製しています。
安全キャビネットとは、抗がん剤調製時に、微生物や微粒子の混入による汚染を防ぐための無菌的な環境と、抗がん剤調製による環境汚染や調製者の抗がん剤曝露を防止するための機能を併せ持つ設備です。

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