2023年12月04日
2023.12.3 上越医師会主催 臨床懇話会に参加しました! 上越総合病院・新潟県立中央病院から各2名の研修医が自ら経験した症例を発表しました。地域の病院や医院、介護施設など医師会所属の先生方に日頃の研修の成果をお伝えする貴重な機会となりました。 当院の症例報告の抄録はこちらからご覧いただけます→ 抄録① 抄録②
2023年11月29日
イノベーションレクチャーを開催しました。2019年度以来3年ぶりの開催です。 11月29日(水)にえちごトキめき鉄道株式会社代表取締役社長鳥塚亮様より、 「ローカル線を上手に使って地域を活性化 これからのまちづくりのヒント」と題してご講演 いただきました。 職員が笑顔になる場面もありながら、明日からの業務を見つめなおすような講演会でした。
2023年11月22日
臨床研修では、予防医療の経験が必要です。 当院では保健所研修や予防接種の経験の場を設けています。 今回は、職員向けのインフルエンザの予防接種を担当しました。
2023年11月20日
研修医生活も気付けば残り4ヶ月半となりました。1年目は必修の内科を中心に研修し、2年目はそこで得た知識をもとに救急科、総合診療科、地域医療と外来をこなす研修が主でした。研修医主体で外来に取り組ませていただいたので、上級医の指示に従うだけではなく自身で方針を考える機会が多くとても勉強になりました。 外来は患者さんの主訴に合わせて鑑別疾患を想起しつつ問診して情報を集め、必要な検査を行い、それらをアセスメントし今後のプランを考えていくわけですが、これがやはり難しいと日々感じます。特にこの中でも最初の鑑別疾患を意識することが重要だなと思います。鑑別疾患として想定できていないと問診や診察、検査等が不十分になりやすく、検査していたとしても疾患の見逃しが生じやすいと感じます。 実際に自分も鑑別として挙げていなかった鼠径ヘルニアを見逃してしまいそうになったことがありました。当直中に腹痛で受診された高齢女性の方がおり、腹部診察上圧痛は軽度で全身状態は落ち着いていたため、各種検査をオーダーし検査結果待ちとして他の患者の対応をしていました。 この時意識して鼠径部まで見ていなかったため、CTの読影レポートが出るまで明らかにある鼠径ヘルニアに気付きませんでした。すぐ鼠径部まで診察し、鼠径部の膨隆と同部位の発赤を確認し、外科へコンサルトしました。当直中に偶然CTレポートがついたから良かったものの、それがなければ症状は軽かったためそのまま帰宅させて腸管を壊死させていたかもしれません。 混み合っていた当直中だったとはいえ、意識してないと明らかな異常ですら見逃すことがあるということを、身をもって体験した症例でした。この失敗から鑑別の意識が高まるようになり、2年目の外来研修をより良いものにできたと思っています。 今までの研修を振り返ると、何もできなかった1年目の入職当時から失敗を積み重ねながら少しずつ成長していったような気がします。そういった失敗ができる機会があり、失敗してもそのフォローやフィードバックが適切にある環境で初期研修ができていたことに感謝しています。 まだまだ至らない点が多くご迷惑をおかけすると思いますが、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
2023年11月16日
今週の研修医勉強会は株式会社ツムラさんより 「漢方薬の基本について」教えていただきました。 研修医や医学生さんも参加し、漢方薬の知識をぎゅっと詰め込んだ30分でした。
2023年11月13日
毎年上越保健所に出向き、保健や医療行政を学んでいます。 1年次研修医の研修の様子が11月11日(土)の上越タイムズ(地方紙)朝刊 に掲載されました。 消防署の通信指令室では、110番からの通報がどのように対応されるのか、シミュ レーション体験しました。 様々な施設で学んだことを今後に活かしてほしいと思います。
2023年10月05日
卒後臨床研修評価機構による認定が更新されました。 前回の訪問調査後から、よりよい臨床研修プログラムの実現に努力している点が評価されました。 引き続き、さらに質の高い臨床研修の実施と、医師の育成に努めてまいります。
2023年09月12日
秋の日差しに照らされ稲穂が黄金となる季節となりました。妙高山を背景にこの素晴らしい景色を見るのは2度目となり、今年でひとまず見納めとなります。 最近、新天地への移動の準備としまして、たくさんの方に上越のお土産を購入することが増えてまいりました。上越の名産を食するよい機会と思いまして、様々な品を購入いたしました。お土産はなかなか単品で購入することが難しくあります、色々なお土産を個別に販売している場所があればよいと思いましたが、なかなかそのようなお店は見つけることができませんでした。代わりに、インターネットやお店の人に伺ってみると、やはり上杉謙信が携帯食にしていたとされる笹団子や謙信公をしのんだ出陣餅が定番の品であることが分かりました。 しかし!ここで私は笹団子にかわるとんでもないお土産を発見してしまったのです。それは笹団子のように包装のインパクトはなく、大きさも赤子の手のひらにのるほど、中にあんこやクリームが入っているわけでもない、見た目も質素な色に形、ただ、味は今までにない優しい甘さとさわやかさ、これまでの和菓子の概念を覆させられました。高橋孫左衛門商店の翁飴です。この商品の歴史は長く参勤交代の際に、高田城藩主がお土産として上納したことに始まり、古くは1900年のフランスパリ万博にはじまり数多くの賞を現代にいたるまで受賞しております。この小さく素朴なお菓子がこれほどの歴史と実績があることなど想像におよびませんでした。現代ではSNSの流行もあり印象的な見た目、派手な味がもてはやされる時代となりましたが、職人が丹念に作りあげた商品は素朴ではありますが力強く時空をこえて認められ続けるのだと実感いたしました。 医学にも共通したところがあるのかもしれません。AIやロボット、先進的な器具などいたるところでデジタルトランスフォーメーションが進んでおります。これはSNSでのスイーツの流行などとは違い人類が積み上げてきた医学の進歩として、普遍的な時代の潮流なのでしょう。では、医療界の翁飴とはなんでしょうか。やはり、医療にかかわるすべての人がもつ患者の幸せを願う心、救いたいという気持ちでしょう。これらの志は時代が変わっても不変的なものであり、彩りは乏しいかもしれませんが、医療者の愚直な気持ちの結晶であると思います。この結晶は口に含んでも驚きも刺激もないでしょう、ただ、優しく、ほんのり甘い、包み込まれるような味わいに違いありません。 と、まーさすがに無理やりなところはありますが、私が伝えたい思いを連続的に記述することができて幸せに思います。研修も残すところ半年をきりましたが、全力で駆け抜けるつもりです。たくさんの勉強をさせていただいた、上越総合病院関わる方々、上越の皆様には感謝してもしつくせず、一生忘れることのない私の医師人生の大きな基盤であることに間違いはありません。残りの研修で少しでも上越の皆様に何か恩返しができるように日々を過ごしていきます。今回の翁飴を提供するお店である高橋孫左衛門商店の商品である笹飴は夏目漱石の「坊ちゃん」にも登場します。私も坊ちゃんのように無鉄砲とはいきませんが、自分の正義感に正直にまっすぐなヒトになっていくことが上越医療へのよりよい姿勢だと思っております。 開示すべきCOI関係にある企業等はありません 昨年のCPVSコースからもうすぐ1年。今年度も来月10月に開催予定です。
2023年08月29日
先日、第6回目となる臨床研修医同窓会が開かれ 当院の歴代研修医が集まり、昔話に花を咲かせました。 5、6年ぶりの再会でしたが、当時とまったく変わらない様子で、あっという間に“あの頃”に戻りました。 専門医を取得して立派に活躍されていたり、 娘にメロメロなパパになっていたり… 研修医にとっては、先輩たちからのアドバイスや経験談など聞ける貴重な時間となったはずです。 また来年も元気な姿でお会いできるのを楽しみにしております。
2023年08月14日
先日(8/11)、THE RESIDENT CIRCLE不識庵の研修イベント 「ゴータム・デシュパンデ先生によるケースカンファレンス」が当院にて開催されました。 今回は当院の1年目研修医による症例発表!! ユーモアも交えながら説明してくださるゴータム先生のレクチャーはとても分かりやすく勉強になりました。 終了した後もゴータム先生の周りには研修医がいっぱい!