お知らせ
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2014年05月15日
セミナー情報上越糸魚川コンソーシアム事業 今後の予定についてのご案内
研修医・医学生のための催しが予定されています。病院見学も随時お受けしています。この機会にぜひご参加ください。 5月19日(月)〜 20日(火)外科教育レクチャー 日時 開催場所 5/19 18:30 〜 糸魚川総合病院 医局カンファレンスルーム 5/20 9:30 〜 上越総合病院 ベッドサイドレクチャー 5/20 12:00 〜 上越総合病院 教育レクチャー 6月18日(水)〜 19日(木)笹野幹雄先生(亀田総合病院)の教育回診 日時 開催場所 6/18 上越総合病院 3F 会議室 6/19 糸魚川総合病院 7月5日(月)〜 6日(日)闘魂外来in上越総合病院 日時 開催場所 7/5 12:00 〜 上越総合病院 当院ER診療他(救急外来・講堂) 7/5 16:00 〜 妙高温泉へ移動(妙高温泉にて宿泊) 7/6 9:00 〜 妙高温泉 サンジェイ・セイント先生の教育回診 ※ 申込み方法は近日公開いたします。
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2014年04月01日
レジデント日記こじょんのび卒業!!
布施理子先生 この3月で2年間の初期研修が修了します。 2年前の4月のことを昨日のことのように覚えており、こうして振り返ると長いようで短いあっという間の2年間でした。 つらいことも楽しいこともたくさんありましたが、指導医の先生方とはじめコメディカルのスタッフの方々、そして何より地域の方々に支えられ、ここまでくることができました。 皆さんに最後のあいさつに周りながら、やさしく時に厳しく本当の家族のように暖かく見守られ育てていただいたと改めて感じました。 2年間、本当にありがとうございました。心から感謝申し上げます。 岩井玄樹先生 非常に充実した2年間でした。 多くの人に支えられ、今後の人生の方針を立てることができました。 今の自分があるのは、上越総合病院のおかげです。 この病院で研修ができて本当に良かったと思います。2年間、ありがとうございました。 臨床研修上越糸魚川コンソーシアム研修修了式にて
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2014年04月01日
レジデント日記門出に思う
雪が溶け、梅が咲き始め、今年も卒業の季節です。当院からも、二年間の初期研修を終えた仲間が巣立ってゆきます。 Q太郎は少しやんちゃで、自分のペースを崩さない青年でした。学生時代に病院見学に来たとき、彼の趣味に合わせてYou tubeで格闘技の動画を見たものでした(笑)。周囲に器用に合わせてゆくタイプではないので、ローテーションのたびに苦労をしたことでしょう。あまり話をせず、一人で考えている時間が多くなった時期もあり、心配をしました。でも、それは杞憂だったようで、自分なりにフィットする術を見つけて、外科系をローテートし始めると堂々とした姿になりました。進路を決めるのにいろいろと迷ったようだけれど、それだけに、自分が選んだ道をまっすぐに進んでほしいと願っています。 P子はとても素直でまじめなレディーでした。彼女の心の中にはいつも、自分の力量に対する不安があったように思います。でも、それが彼女の背中を押すパワーになりました。労を惜しまず、不安を向上心に変えて、どこへでも飛びこんで行きました。その結果、さなぎが繭を破るような成長を遂げました。救急PHSを持たされておろおろしていた日直が夢のようです(笑)。努力して手にした羽根で、大きく飛び立ってほしいものです。 先日の研修修了式では、二人が職員に向けてメッセージを残してくれました。皆、君たちの一所懸命な姿を思い出しながら、うなずいたり、眼がしらを押さえたりしながら聞いていました。語るも涙、聞くも涙。二人が声を揃えて語ってくれた感謝の言葉を、皆が心に刻んだことでしょう。 小生の心に残ったのは、「これからも研修医をよろしくお願いします」と頭を下げた君たちの姿、忘れてはならない姿です。 君たちは、自分の医者としてのスタートをわれわれに賭けている。一方、指導する側にとっては、教育は忍耐を要する、手間のかかる作業です。誰にでも手を抜いたり、妥協したくなるときがあります。わが身を振り返っても、反省すべきことがたくさんあります。でも、それではいけない。君たちの真剣な願いを叶えるように、一途にサポートし続けなければならない。当院の誰もが、心の底からそう思い、行動したくなるような、そんな研修風土を築いてゆきたい。それこそが君たちが残してくれた、プログラム責任者の宿題だと思っています。 4月になれば、後輩たちがやってきます。君たちにもそうしたように、彼らの指導に忙しい毎日が待っていることでしょう。先輩になる現在の一年生たちは、一年間の進歩を実感し、後輩を助けたいと思うことでしょう。 言うまでもなく、そうやって後進を指導するのは、君たちが願っているように、研修医を大切に育みたいからです。でも、それだけではありません。 天塩にかけた君たちが去ってゆくのは、実にさびしい。君たちの人生の節目であることも、新しい門出であることも、祝福しなければならないことも、よくわかっています。でも、君たちに「お世話になりました」と挨拶されたくはない。逃げ回りたいくらいです。そこにいた君たちがいなくなる、そのさびしさを埋めるには、新入生の指導でもしていなければ、やってられない。これもまた、理由のひとつに違いありません。 おめでとう。そしてありがとう。幸運を祈ります。
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2014年04月01日
お知らせ日本人間ドック学会 人間ドック健診施設機能評価について
日本人間ドック学会より、平成26年1月9日付で「人間ドック健診施設機能評価」認定施設として承認を受けました。今後も人間ドック・健診サービスのより一層の充実と質の向上に努め、地域のみなさまの健康づくりに貢献します。
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2014年02月20日
お知らせ上越糸魚川コンソーシアム主催「外国人講師による教育回診」
去る2月8日・9日の両日、GautamA.Deshpande,M.Dを講師に迎えて教育回診が行われました。今年度は2回目の来院となります。 ゴータム先生と研修医たちの熱のこもったディスカッションが繰り広げろげれました。 1日目終了後は恒例の『居酒屋勉強会』 飲みながら食べながら有志が持ち寄った症例について和気藹々と語り合いながら夜は更けていきました。
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2014年02月20日
レジデント日記「プロ」は難しい
水澤 桂 研修生活が始まって1年近くになりました。 去年の春頃、国家試験も終えたばかりで大量の医学書を傍目に研修が始まりましたが、なかなかアタマでっかちで仕事もうまくはかどらずでした。その分、隣の1、2年上のデキル諸先輩方が輝いて見えたものでした。 時は移り、この1年間、各科の研修ローテーションに加え、週1回の救急当直や糸魚川での外科研修、定期的な外部から講師を招いてのカンファレンスや、ときには沖縄まで実習に行ったりと、大変密度濃く過ごさせていただきました。最近特に研修医同士の話題となることで多いのはプロフェッショナリズムに関してです。ムツカシイ言葉を使ってしまいましたが、研修医でさえ日々の仕事はルーチン化してしまいがちです。たまたま同期が多かった年度のようですが、なおさら互いに良い影響を与えられる医師を目指して日々励んでいます。 さて、また4月には新1年生が入ってきます。大学2年生の時に部活の後輩のために慌てて読みもしないソフトテニスのテキストを買ったのは今では遠い昔。お手本にはまだまだ程遠いですが、彼らから得られるものもまたあるでしょう。 春が楽しみです。
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2014年02月17日
レジデント日記オリンピックで思うこと
早いもので二月ももう半ば。朝の回診のたび、病室のテレビからオリンピックのニュースが流れてきます。患者さんは一喜一憂しているようですが、われわれはいつもと変わらず、研修医諸君と診療を積み重ねる日々です。 羽入選手や平野選手の若い力。葛西選手のベテランの経験力。メダルを獲得したことはもちろん素晴らしい。だが、彼らをここまで引っ張ってきた原動力は何だったのか。わが研修医やスタッフに尋ねてみます。 ほとんどの人は「才能」と答えます。では、才能の本質とはなんでしょう。これはどうやら難しい質問のようで、スカっとした答が帰ってきません。皆さんはどう考えますか。 前回のコラムで、プロフェッショナリズムについての学習会を始めたことを書きました。その後シナリオベースのスモールグループディスカッションを四回行い、最後にプログラム責任者のレクチャーを加えて終了しました。 その後、アンケートに答えてもらいました。その結果は別の機会に発表したいと思っていますが、われらが研修医諸君が楽しくこのプログラムに参加し、議論し、省察してくれたことがよくわかりました。経験したことを振り返り、反省・分析し、シンプルな形にして心に残す作業、すなわち省察こそが行動変容の鍵です。彼らが一所懸命省察してくれたことをもって、このプログラムは半ば成功したと言ってもよいでしょう。参加してくれたこと、アンケートにたくさん意見を書いてくれたこと。心から感謝したいと思います。来年度以降も、さらにバージョンアップして継続開催してゆきたいと思っていますので、みなさん、ぜひ当院で研修をしてください(!)。 感謝といえば、先日日本医療教育プログラム推進機構が主宰する、基本的診療能力評価試験を研修医諸君に受験してもらいました。これは個々の研修医の力量を測ることが目的ではなく、その病院の研修プログラムがどの程度成果を挙げているのか、どこに弱点があるのかを知り、研修プログラムの質の向上に活かすことが目的です。そういう意味では彼ら個人にはあまりメリットはありませんが、皆進んで協力してくれました。素直な彼らに感謝、感謝です。もっとも、受験以降常に競争する風土の中で育ってきた仲間ですから、試験と聞くと血が騒ぐのかもしれません(笑)。ともあれ、どんな結果が出るにせよ、それをプログラム委員会にフィードバックして、君たちの、そして後輩たちの研修に活かしてゆくことを約束したいと思います。 二月は結構忙しくて、その後外国人講師を招いての教育回診もありました。講師は全国の研修病院で活躍している、現役のジェネラリストです。当院にも何回も来ていただいており、すっかりおなじみになりました。 今回は一年生のK君が自分の経験した症例をプレゼンテーションしてくれました。当然、英語です(笑)。資料の準備だけで相当骨が折れたはずだけれど、チェックする側も同じなので(笑)、どうかご容赦を。ともあれ、よく頑張ってくれました。ありがとう。 当日は病歴や身体所見をレビューしながらディスカッションをします。全員がディスカッションに参加してもらえるように、今回は椅子の配置を少し工夫しました。講師の先生もその意図をすぐに理解してくれて、大変賑やかなひとときでした。教育回診の時間はもちろん、その後の懇親会がとても楽しくて、毎回充実感とともに会を締めくくることができます。雪の日本庭園がとてもbeautifulで、皆が喜んでくれたのが印象的でした。 教育回診は、患者さんの訴えに潜む問題点を探し出すための思考プロセス作りだすトレーニングです。話を聞いているだけでも勉強になるけれど、ディスカッションに参加するともっと勉強になります。プレゼンの資料を作ると、もっともっと勉強になります。今年度はこれまで一年生6人のうち4人が担当しましたが、回を重ねるごとにプレゼンの質が上がっています。嬉しい喜びです。努力は嘘をつきません。今後も定期的に開催するので、残ったY君やZ君にも必ず担当してもらいます。心しておくように。 さて、冒頭の才能の本質の話です。いろんな答があってよいと思いますが、今の小生は自分を律して努力し続けることができる力こそ、それではないかと思っています。これはプロフェッショナリズムにも通じる部分でもあるでしょう。年よりの独りよがりな意見かもしれませんが、いかがでしょうか。
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2014年01月07日
レジデント日記はじめまして
はじめまして、新潟大学医歯学総合病院の臨床研修センターから来ましたこじょんのびです。10月から約1年間、大学病院の協力病院である上越総合病院にお世話になることになりました。故郷上越に帰ってきて早2か月、大学病院とは違う環境に最初は戸惑いましたが、現在は皆さんに名前を覚えていただき、充実した日々を過ごしています。 さて、去る12月14日に糸魚川総合病院で行われました闘魂外来に参加させてもらいましたので、こじょんのび初投稿させてもらいます。 闘魂外来はNHKの人気番組、ドクターGで有名な水戸協同病院の徳田安春先生が中心となって、全国の医学生や研修医などの若手医師にレクチャーをされるという企画です。 今回、研修医の仕事は医学生が実際の外来に出て診察し、必要な検査を考え、診断し治療を行うといった一連の流れをアシストするというものでしたが、研修医の上にはしっかりと上級医の先生がついてらっしゃるので、たくさんのアドバイスを頂きました。 外来では、後頚部痛や皮膚掻痒感など症候学の本には載っていないような症状を訴える患者さんが来院されましたが、指導してくださる先生方はそれらの鑑別疾患を頻度ごとに指導してくださり、目から鱗の連続でした。 上越総合病院では救急外来を担当させていただき、初診の患者さんを診る機会が多くなりました。闘魂外来で得た経験をいかし、知識の引出しを蓄えられるよう頑張っていきたい思います。
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2014年01月07日
レジデント日記あけましておめでとうございます
みなさんはどんな気持ちで新しい年を迎えたことでしょう。六年生は間近に迫った国家試験のことが頭から離れなかったかもしれません。五年生は研修先をどこに決めるか、四年生はどうやって研修先を決めるか、もろもろ考えながら過ごしたかもしれませんね。 さて、わが研修医たちです。年末年始は研修医にとって貴重な休暇の時間、休んでも誰にも意見される筋合いのものではありません。とはいえ、日直に、当直に、あるいは受け持ち患者さんの様子を見に、自主的に病院に顔を出している研修医の姿をたくさん見かけました。見上げたものです。 小生も元旦の日直を努めましたが、忙しい思いをした働き初め(?)でした。典型的な神経根症状を伴う坐骨神経痛の患者さんが来て、一緒に当直したP子にとってはラッキーだったことでしょう。T男は当直で初めてのCPRを経験したそうです。重症をよく引き当てると評判のO太は、やはり別の患者さんのCPRに遭遇しました。患者さんや家族の痛み、悲しみの上に君たちの研修があるのです。手間を惜しまず、汗をかいた分だけ経験値が高まります。今年も皆にとって実り多い一年であることを願わずにはいられません。 さて、研修の成果を挙げるには、経験するだけではなく、それを反省、分析し、シンプルな形にして心に落とし込む作業が必要です。省察と言ってもいいかもしれません。省察したことを言葉に出して話してもらう。それに対する仲間や指導医の意見を聞き、さらに理解を深める。このような過程を意識して、昨年暮れから、プロフェッショナリズムというテーマで学習会を始めました。 こちらで提示したシナリオに沿ってロールプレイをしてもらい、その後こちらの用意した質問に対してグループディスカッションを行います。質問は問題提起型の内容で、数は最小限にして、ディスカッションのための時間を充分に用意します。ディシカッションの結果を板書して、発表してもらいます。用意された正解はありません。皆で正解を見つけ出そう。そんなつもりでやっています。 今の研修医はおとなしい、あまり考えたがらない、話したがらないというイメージがあったので、うまくいくかどうか不安でしたが、始めてみれば杞憂でした。みんな一所懸命に議論してくれるし、真剣に考え、発表してくれる。なんて素直なんだろう、と可愛いらしくなってしまいました。 彼らは難しい時代に医師を志したけれど、この真剣さと情熱さは、一人の医師としてやってゆけるだけのポテンシャルを充分に感じさせるものです。それだけに、彼らが正しく成長してゆけるようなサポートを、われわれ指導する側もしてゆかなければなりません。それが出来るように自分を変え、成長させてゆかなければならない、とも言えるでしょう。 そんなわけで、小生も正月からそのためのテキストを読んでいます。辞書を片手に、研修医になった気分で過ごしております(笑)。 今年初めて、まだ誰もいない研修医室に足を踏み入れたとき、そこには希望が満ちているように感じました。よい一年となりますように。
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2013年12月13日
お知らせ「レジナビフェア2013 in 金沢」に参加してきました
「レジナビフェア2013 in 金沢」に参加してきました。 多くの学生さんがブースを訪れてくださいました。 みなさん、ぜひ病院見学にいらしてください。 上越総合病院スタッフ一同でお待ちしています。