概要・特色
当院リハビリテーション科では、小児から高齢者までの幅広い対象の方の治療を行っています。近年は急性期の対象の方が多くなっていますが、難病リハビリテーションや介護老人保健施設でのリハビリテーション・訪問リハビリテーションなどの回復期・維持期の部門にも力を入れております。
また、県内養成校を中心にPT・OT・STの実習生を積極的に受け入れ、後進の育成も行っています。
施設について
診療体制
施設基準
- 脳血管疾患等リハビリテーション科Ⅰ
- 運動器リハビリテーション科Ⅰ
- 呼吸器リハビリテーション科Ⅰ
- 心大血管疾患等リハビリテーション科Ⅰ
- 難病リハビリテーション科
スタッフ
施設名 |
理学療法士(PT) |
作業療法士(OT) |
言語聴覚士(ST) |
施設名事務員 |
上越総合病院 |
12名 |
5名 |
4名 |
1名 |
介護老人保健施設 アルカディア上越 |
3名 |
1名 |
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訪問看護ステーション テンダー上越 |
1名 |
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開放感のあるリハビリテーション室
部門紹介
理学療法:PT
理学療法とは、身体と心の両面から機能・能力の回復・維持を目的に行われるアプローチです。さらに、日常生活を改善するための指導や、福祉用具・住宅環境・在宅ケアの調整等も行っております。
また、生活習慣病予防・転倒予防の教室や、介護予防の集会等にもスタッフを派遣して地域の皆様の健康維持・増進をサポートしています。
作業療法:OT
作業療法士は、日常生活に関わるすべての諸活動を「作業」と呼んでおり「その人らしい生活」に向けて必要な作業活動の提供を行っています。日常生活に必要な身辺活動をはじめ、手芸や畑仕事などの趣味活動、家事や仕事などの役割活動に焦点を当ててリハビリテーションを行っています。
また、退院に向けて福祉用具の選定や必要に応じて住宅改修などご家族・ご本人や在宅サービス関係者と調整を図っています。
言語聴覚療法:ST
言語聴覚療法とは、その名の通り“ことば”に関するコミュニケーションにおいて、何かしらの問題を患われた方々に対し、機能改善・向上を目標に訓練・指導を行っています。
また、言葉によるコミュニケーションだけでなく、日常生活・社会生活を円滑に送る上で必要な知識・認識・判断力・記憶など、高次脳機能面に対しても重要性を置いて、機能改善・向上・汎化を目指した介入も行っています。
そして、何より生きる上で大切な食事、“飲み込み”にも問題を抱えた方々へ、適切な評価・訓練・助言・相談も行っています。
その原因は多岐に渡り、脳卒中や交通事故の後遺症、生まれながらの問題、さらには進行性の疾患など様々です。このように原因も様々ですが、症状もひとつひとつ異なります。個々の問題を、多くのスタッフとのチームアプローチにて係って、対応しています。
その他、上越地区として、桜蓮の会(失語症友の会「桜の会」・高次脳機能障害友の会「蓮の会」)にて、左記の障害を持つ患者会も行っています。退院後の地域自立を支援するための会となっています。是非、お声掛けの程もよろしくお願いします。