新潟県厚生農業協同組合連合会 上越総合病院

外科

  • 概要・特色
  • 受付時間
  • 医師紹介

概要・特色

最良の結果を得られるよう、手術や治療戦略を立てています。

上越総合病院の外科を紹介します。
当院は平成18年4月に上越市大道福田に新築移転しました。中央に吹き抜けを配した明るい院内と広い駐車場を備えた新しい病院として生まれ変わり、地域医療の一翼を担う病院であるとともに、当科もその責任の一端を果たすようになりました。
平成28年9月より新潟労災病院の外科の先生方と協同して新たな外科としての診療にあたっております。より高度で、より患者様にやさしい医療が提供できるようになったと考えております。地域の皆様にはご心配やご不便をおかけすることもあるかもしれませんが、上越地域で必要とされる外科治療を支えるべく日々頑張っていく所存です。

2020年4月より日本内視鏡外科学会技術認定医の資格を持つ上越市出身の佐藤優先生が赴任され、現在は藤田
亘浩、伊達和俊、小出則彦、藤田加奈子のあわせて5名が常勤医師として診療にあたる他、外科専攻医や臨床研修医が実習、研修しています。

当科で扱う病気の主なものは、胃がん、食道がん、大腸がん、肝臓がん、胆のう・胆道がん、膵臓がん、乳がんなどのがん疾患、虫垂炎や鼠径ヘルニア(脱腸)や痔核(いぼ痔)などの外科的疾患です。

当科では、患者さまご自身が思い描く最良の結果を得られるよう、各疾患の診療ガイドラインなども参考にしながら科学的根拠に基づいて手術や治療戦略を立てています。特に、がんの患者さまには、不安を取り除くために、病気の程度や手術の内容、あるいは抗がん剤治療の内容や予定など、分かり易い説明を行うことを心掛けています。また、手術が出来るだけ早く受けられるように、他部門と協力して検査なども早めに進められるように配慮しています。さらに、がん専門病院への紹介や他院で受けられる治療に関するセカンドオピニオンも受け付けていますので、どうぞ遠慮なくご相談ください。

当科の特徴

当科の年間手術件数は約600件で、胃がん、大腸がん、乳がんなどの悪性疾患の手術をメインに、一般によく遭遇する虫垂炎や鼠径ヘルニア、内痔核なども幅広く行っています。また腹腔境下の手術も積極的に数多く行っています。腹腔境下鼠径ヘルニアの手術数は新潟県内でもトップクラスの手術数です。

当科の常勤医は現在のところ6名ですが、うち消化器外科学会指導医が3名、消化器外科専門医が5名、外科学会指導医が1名、外科学会専門医が6名、食道科認定医が1名、日本内視鏡外科学会技術認定医が1名おり、レベルの高い手術と安全な周術期管理を目指しています(他資格などについては当科の「医師紹介」をご参照ください)。また、麻酔科をはじめとする他科との連携もよく、周術期の管理も他科と相談できる体制が整っており安心です。

外来について

消化器および一般外科は月曜から金曜の午前中となります。受付の終了時間は午後の手術の関係上、10時30分です。一般外科外来は、初診は予約制ではありませんので、初めての方でも当日の受付で診察が可能です。

乳腺外来は現在、月曜から金曜の午前中で完全予約制ですが、多少お待ちいただきますが、当日受診の方も受け付けています。
当院では、化学療法室を一階に設置し、専属看護スタッフを配置して一日当たり20名前後の外来化学療法を行っており、当科でも各種がんの治療を行っています。

また、放射線科と協力して乳癌にとどまらず他の消化器がんなどの放射線治療も行っております。通院はもちろん、当科に入院していただきながらでも治療が可能です。他院で手術を受けられた患者さまでも紹介状をいただければ放射線科と協力して治療させて頂きます。

また当科では、週2回朝に検討会を行い、重症症例や合併症などの問題のある患者さまの術前検討などを行い安全に手術や周術期の管理ができるよう配慮しています。

手術について

当科では出来るだけ手術を待つ時間が少なくてすむよう配慮しています。現在年間約600例の手術症例があり、がんの手術が多くを占めていますが、腹腔鏡手術が劇的に増加しています。
日本内視鏡外科学会技術認定医である佐藤先生の専門は胃がんですが、最近は食道がんに対する内視鏡的切除も行っております。消化器がんに対する腹腔鏡胸腔鏡切除は今後さらに増加していくものと思われます。

腹腔鏡手術は胆石や虫垂炎をはじめ、良性疾患に対しても行われますが、虫垂炎に対する腹腔鏡を用いた待機的手術も積極的に行っており、若い女性など腹部の傷が気になる方にも大変ご好評をいただいています。鼠径ヘルニアに対してもほぼ全例腹腔鏡手術を行い、痛みの軽減と、入院期間の短縮が望めるようになりました。腹腔鏡下のヘルニア手術数は新潟県内でも第1位の成績です。
乳がんに関しては最近手術を受けられる患者さまが急増しています。当科では年間70例前後の手術を行っています。術式としては2006年以降に導入された乳房部分切除+赤外線蛍光法によるセンチネルリンパ節生検(放射性同位元素を用いない、放射線被曝が起こらない方法)を積極的に行っています。
当科では過去15年間に手術中の死亡や麻酔トラブルはありません。

当院では現在3人の常勤麻酔医のほかに、大学からも出張で麻酔の依頼をしておりますので安心して手術を受けて頂けます。
手術は怖いもの、緊張するものと思われがちですが、乳がんに限らず消化器のがんに対しても、午前中スタートの手術であれば麻酔科と協力して術前経口補水療法により、手術当日術前の点滴をなくし、手術直前までご家族とお茶など飲んでいただきながら快適にお過ごしいただけるように配慮しています。
内痔核の手術ではALTA療法という注射剤を使った治療も積極的に行っており、日帰り治療も可能ですのでお悩みの方はご相談ください。

術後の患者さまは一般病棟で術後管理をさせていただくことになりますが、当院にはHCU(集中治療部)も設置されていますので、様々な合併症をお持ちの重症の患者さまや、高難度手術後の患者さまでも安全に、安心して治療を受けていただけます。

入院について

外科のある5階南病棟は、日当たりのよい明るい一般病棟です。外科、整形外科、胸部外科、耳鼻咽喉科などで構成されています。医師、看護師、薬剤師、リハビリ、栄養科、訪問看護ステーション、医事課なども含めた様々な部署のメディカルスタッフが密に連携して患者さまをサポートしています。週に一度、入院患者さまが安全、快適にお過ごし頂けるように、今後の治療や退院後の方針などについてカンファレンスを行っています。急性期病院の性質上、病棟を移っていただくこともございますが、治療に関して不利益になることはございませんのでご安心ください。

クリニカルパスの導入や内視鏡手術の導入などで早期退院が可能となりましたが、早めの退院に不安を覚える患者さまもいらっしゃいますので、患者さまご本人やご家族の希望に添えるよう、早期退院はもちろんのこと、少し長めの入院にも対応します。
なお、当院では専門のチームとして栄養サポートチームや緩和ケアサポートチームが患者さまの治療のお手伝いをします。

緩和ケア・サポートチームは、がん治療のスタートから手術や化学療法、放射線療法などの様々な治療に対する不安を取り除き、安心してがんに対する治療を受けて頂けるよう、治療の相談や説明をおこなっています。
栄養サポートチームは、栄養障害の程度を評価し改善を計ることにより病気の治癒能力を高めます。
患者さまが安心して入院生活を送っていただけるよう、スタッフ一同やさしい医療を目指していますのでお気軽に声をおかけください。

医学教育について

当院、当科で研修を予定される研修医の皆様へ

当科での研修プログラムに日々の予定や研修目標などが記載されていますのでぜひ一度は目を通していただきたいと思いますが、当院外科で研修することによって研修医の皆さんが得られる利点について、ここで改めてお伝えしたいと思います。なお当科研修の際には研修医心得なるものを配布いたします。研修プログラムにある通り、当科では他科の先生や医療スタッフとのミーティングが週に4日以上定期的に開かれており、いち早くコミュニケーションスキルを身に着けるのにも最適かと思われます。

外科は体力がないとできないんじゃないかとか、手先が器用じゃないとダメなんじゃないかとか、体育会系の先生ばかりなんじゃないかとか、研修医の皆さんが外科に対してお持ちの印象は様々ですが、実際に研修していただくと、痛みや食事がとれなくなったり、病気で困っている患者さんを元気にするために、情熱にあふれ、アカデミックでエビデンスに基づいた手術や治療をしているということが、改めて理解できるようになると思います。

当科では、当科で研修いただく全研修医に対してNCD登録を行っております。研修開始時点では外科に興味がなくても、あとでやっぱり外科にしようか、となったときにも、当科で経験した手術症例はすべてNCDに登録されていますので、将来的に外科学会の専門医や各専門分野の専門医を取得する際に非常に有利です。

当科の外科医は全員指導者講習会を履修しており、指導する気十分ですので、研修医の先生方のやる気次第では、大学や大きな病院では他の同級生が経験できないほどの術者や助手の手術症例数を経験することも可能です。

また、当院では研修期間中にマンモグラフィーの読影資格を取ることもできます。当院には読影資格を持つ医師が5人おり、そのうち二人はASランクを持っています。研修医研修期間中にマンモグラフィー読影資格を取得することも可能です。外科の研修が終わって他科を研修していても受験指導することが可能ですし、たとえ外科の研修を全くしなくても指導は可能です。放射線科志望でも産婦人科志望でもマンモグラフィーの読影をしたいということであれば喜んで指導いたします。

当科では当直の翌日は指導医も研修医も基本的に午後フリーとしています。土日も当科の研修医は当番などがありませんので、他の研修会などあればどんどん出席していただいて構いません。ただ、休みの日も、あるいは夜間なども、緊急手術があればどんどん呼んでほしいということであれば、いくらでも対応いたします。

外科をやっていてよかったなと思えるところはいくつかありますが、元気に帰っていく患者さんを数多く見送ることができるということかもしれません。時々他の科で退院するご家族に「お世話になりました」と挨拶されて、「どうぞお大事に」と言ってしまうこともあるくらいです。

さて、研修医の業務の中でサマリー記載というのは、かなりウェイトを占める業務ではないかと思われます。当科では予め入院時に研修医用としてサマリーを指導医がある程度記載しています。サマリーは最終的に研修医が記載することになっていますが、一から書かなくてはならない他科と比べればかなり手間が省けるであろうと思われます。サマリー記載の手順については改めて指導いたしますが、外科スタッフ一同はサマリーを書くエネルギーを、できれば他のところに使ってほしいと思っております。

外科医に必要なのは体力でも技術でもなく、患者さんを治したい、元気になった姿を見たいという情熱です。当科のスタッフは全員その情熱を持った素晴らしいメンバーですので、きっと研修医の皆さんのロールモデルとなって熱く指導してくれることと思います。2020年から外科は必修となりましたが、当科の優れた指導医とともにぜひ一緒に、有意義で楽しい外科ライフを送っていただければと思います。 

文責 外科 藤田亘浩


週間スケジュール予定表

午前 8:15 外科検討会
8:30 外来
9:00 病棟回診
8:30 外来
9:00 病棟回診
8:15 病棟カンファレンス
8:30 外来
9:00 病棟回診
8:30 外来
9:00 病棟回診
8:30 外来
 第2、第3週目
 外来にて医療面接
9:00 病棟回診
午後 10:00 手術 10:00 手術 10:00 手術 10:00 手術 10:00 手術
夕方 16:00 ラウンド 16:00 ラウンド
16:30 乳腺検討会
16:00 ラウンド 16:00 ラウンド
16:30 消化器内科、放射線科、病理と外科合同検討会
16:00 ラウンド

受付時間・休診について

下記よりご確認ください。

医師紹介

副院長・外科部長・手術部長・CRST(がん化学療法放射線療法サポートチーム)委員長/藤田 亘浩

専門領域
  • 乳腺外科、一般外科
資格・専門
  • 新潟大学医学部医学科臨床准教授
  • 日本外科学会外科専門医、指導医
  • 日本消化器外科学会専門医、指導医
  • 消化器がん外科治療認定医
  • 日本医師会認定産業医
  • 検診マンモグラフィー読影認定医
  • デジタルマンモグラフィーソフトコピー診断講習会修了
  • 乳がん超音波検診認定医
  • 臨床研修指導医講習会修了
  • 新潟県緩和医療講習会修了
  • 日本静脈経腸栄養学会TNT研修会修了
  • 民間MC医師認定医
  • 看護師特定行為研修指導者講習会受講
  • 臨床研修プログラム責任者養成コース受講
  • 難病指定医
  • 小児慢性特定疾病指定医
所属学会
  • 日本外科学会
  • 日本消化器外科学会
  • 日本乳癌学会
  • 日本臨床外科学会
  • 日本人間ドック学会
  • 日本医療安全学会(高度医療安全管理者資格取得中)
略歴
  • 平成2年新潟大学医学部卒業

部長・緩和ケアサポートチーム委員長/伊達 和俊

専門領域
  • 外科一般(主に肝・胆・膵・消化管)
資格・専門
  • 外科学会専門医
  • 消化器外科学会専門医・指導医
  • インフェクションコントロールドクター
  • 臨床研修指導講習会
  • 緩和ケアの基本教育に関する指導者研修会
  • 日本緩和医療学会認定医
  • 難病指定医
略歴
  • 平成3年新潟大学医学部卒業

部長・栄養サポートチーム委員長/小出 則彦

資格・専門
  • 新潟大学医学部医学科臨床准教授
  • 医学博士
  • 日本外科学会認定登録医
  • 日本医師会認定産業医
  • 検診マンモグラフィー読影認定医
  • 難病指定医
  • 小児慢性特定疾病指定医
所属学会
  • 日本外科学会
  • 日本消化器外科学会
  • 日本乳癌学会
  • 日本内視鏡外科学会
  • 日本がん学会
  • 日本臨床外科学会
略歴
  • 平成4年新潟大学医学部卒業

部長/藤田 加奈子

専門領域
  • 乳腺外科、一般外科
資格・専門
  • 日本外科学会専門医
  • 日本消化器外科学会専門医
  • 日本乳癌学会認定医
  • 消化器がん外科治療認定医
  • 検診マンモグラフィー読影認定医
  • デジタルマンモグラフィーソフトコピー診断講習会修了
  • 乳がん超音波検診認定医
  • 臨床研修指導医講習会修了
  • 日本静脈経腸栄養学会TNT研修会修了
  • 難病指定医
所属学会
  • 日本外科学会
  • 日本消化器外科学会
  • 日本乳癌学会
  • 日本人間ドック学会
略歴
  • 平成10年新潟大学医学部卒業

部長/佐藤 優

資格・専門
  • 医学博士
  • 日本外科学会専門医
  • 日本消化器外科学会専門医・指導医
  • 日本食道学会食道科認定医
  • 日本内視鏡外科学会技術認定医
  • 日本がん治療認定機構がん治療認定医
  • 消化器がん外科治療認定医
  • 第5回上越総合病院臨床研修指導医講習会受講
略歴
  • 上越市出身
  • 産業医科大学卒

医長/平井 裕美子

略歴
  • 栃木県出身
  • 新潟大学卒

医師/長櫓 宏規

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