新潟県厚生農業協同組合連合会 上越総合病院

検査科

  • 概要・特色
  • 業務内容
  • スタッフ紹介

概要・特色

検査科は血液や尿などの検査を行う検体検査室、細菌検査室が2Fフロアーにあり、心電図、呼吸機能、超音波検査などを行う生理検査室が1Fフロアーにあります。24名の臨床検査技師が勤務しており、年間約127万件の検査を行っています。毎年実施される検査精度を調査する、日本医師会、日本臨床検査技師会、新潟県技師会などに参加しており、良好な成績を修めています。
さらに、当科には乳がん認定超音波査技師、超音波認定検査技師など多くのスペシャリストが在籍しており、患者様の診療に貢献できるよう最先端の技術を習得すべく、日々努力を重ねております。
また、夜間や休日も常に臨床検査技師が病院内に常駐し、24時間365日体制で検査を行っております。
また当科では日常検査業務以外に自己血糖測定装置の操作の説明や、医療安全対策チーム、NST、院内感染対策チームの一員として週1回程度のラウンドを行い、医療の質の向上にも検査の専門的知識を生かして貢献しています。

業務内容

1F 検査室(生理検査)

生理機能検査

生理機能検査とは、臨床検査技師が直接患者さんに接して心臓、肺、脳、神経などの機能を調べたり、超音波などを利用し体の中の様子を画像で観察する検査のことを言います。

  1. 心電図検査
    心臓は血液を全身に送るポンプの役割をしています。心電図は心臓の拍動によって生じる微弱な電気的変化を波形に表したものです。不整脈(脈の乱れ)、心室肥大、狭心症、心筋梗塞、電気的興奮の伝わり方の異常などを調べます。
  2. 負荷心電図検査
    運動して脈拍が上昇したときに心電図の変化や胸痛などの症状が起こるかどうかを調べる検査です。2段の階段を昇り降りするマスター負荷心電図検査や、ベルトコンベアの上を歩きながら心電図と血圧を測定するトレッドミル検査があります。また、心臓と肺の機能を総合的に評価できる心肺運動負荷試験(CPX)も行っています。
  3. ホルター心電図検査
    24時間心電図を記録することのできる小さな記録器を胸に付けて、日常生活を送っている間の心電図を記録します。動悸、失神、胸痛などの症状がある方に有用で、それらの症状の原因が心臓にあるかどうかを調べます。
  4. ABI・PWV 検査
    足の動脈に狭いところ(狭窄)やつまり(閉塞)がないか、動脈硬化の疑いがないかどうかを調べる検査です。両腕、両足首の4箇所に血圧計を装着し、血圧を同時に測定し、腕と足の血圧の差をみることで検査します。
  5. 呼吸機能検査
    肺活量(どれくらいたくさん吸えてどれくらいたくさん吐けるか)や努力性肺活量(1秒間にどれくらい早くたくさん吐けるか)を測定することで、肺機能障害の種類や重症度の評価を行います。また、全身麻酔の手術を受ける方の手術前検査としても行っています。小児・成人の喘息疾患等を評価する呼気 NO 検査も行っています。
  6. 脳波
    頭、額、耳、手首に約 20 個の電極をつけて、ベッド上で約 30 分間安静にしていただき、脳(主に大脳)の微弱な電気的変化を記録します。てんかんや意識障害の診断や治療経過の判断に重要な検査です。
  7. 超音波検査(エコー検査)
    超音波(20000Hz以上の人間には聞こえない高音)を体に当てて、反射した超音波を利用して画像を作り体内の様子を観察する検査です。X線のように被爆のおそれがなく、繰り返し検査ができます。エコー検査では臓器の大きさ、形、構造、血液の流れ、動き等調べます。当検査室では、心臓、腹部(肝臓・胆嚢・膵臓・腎臓・脾臓など)、頚動脈、下肢動静脈、甲状腺等のエコー検査を行っています。
  8. 神経伝導検査
    手や足の神経を体表面から電気で刺激し、得られた反応から神経の伝わる速さを測定します。運動神経・感覚神経の障害の有無や程度を調べることができ、手や足のしびれや筋力低下のある方に検査します。
  9. 終夜睡眠ポリグラフィー(PSG)
    睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome)を調べる検査です。一泊二日で入院していただき、睡眠中の呼吸状態、脳波、血液中の酸素濃度など、たくさんの項目を一晩かけて記録します。就寝中のいびきがうるさい、息が止まっていると家族に言われている方、夜寝ているのに昼間異常に眠いという方は検査をお勧めします。重症の方が治療されない場合、高血圧や脳卒中、心臓病になる確率が高くなることが知られています。
  10. その他
    針筋電図検査、大脳誘発電位検査、耳鼻科の聴力検査、平衡機能検査等も行っています。

2F 検査室(検体検査室)

2F検査室では、一部の採血業務や検体検査全般の業務を主に行っています。

一般検査

一般検査

一般検査は尿や便、髄液、腹水、胸水などの成分を分析します。
尿検査は尿中に蛋白や糖、血液などが出ていないかを調べ、顕微鏡を使って細胞の分析も行っています。
便潜血検査は便の中に血液が混じっていないかを調べ、大腸がんの重要なスクリーニング検査になっています。また便中ピロリ抗原や寄生虫の検査も行います。
その他の検査としてインフルエンザウィルス、マイコプラズマ抗原、A溶連菌、RSウイルス、hMPV、アデノウイルスの検査も行っています。

使用装置

  • US-3100R
  • OC-SENSOR μ
  • マイコプラズマ抗原測定装置

生化学検査

生化学検査生化学検査

生化学検査は血清中の酵素、蛋白、脂質、電解質などの成分を分析します。
肝機能、腎機能、膵機能、糖代謝、脂質代謝など体の多くの部分の状態が分かります。平成30年3月、より正確かつ迅速に検査が出来るよう、日立自動分析装置LABOSPECT008α、006の2台を導入しました。

使用装置

  • 日立LABOSPECT008α
  • 日立LABOSPECT006

正常参考値及び検査説明

免疫血清検査

免疫血清検査

血清中の腫瘍マーカー、各種ホルモン、肝炎マーカー、HIVウイルスなどの測定を行います。平成30年3月 ARCHITECT i2000SR 2台導入しました。

使用装置

  • ARCHITECT i2000SR 2台
  • AIA600II

正常参考値及び検査説明

血液検査

血液検査血液検査

血液中の赤血球や白血球、血小板などを測定します。
貧血や白血病などの病気に重要な検査です。
また血液凝固成分の分析も行っています。出血を止める機能や、血栓の有無を調べる凝固線溶系検査です。

使用装置

  • XN-1000 2台
  • CS-2100 i

正常参考値及び検査説明

輸血検査

ABO式血液型やRh、不規則抗体の有無などを調べます。
安全な輸血を目指すとともに、緊急輸血にも対応出来る体制になっています。

細菌検査

細菌検査は、人体への細菌感染が疑われる場合、血液、尿、喀痰、咽頭ぬぐい液、体液、膿などからその細菌を特定し、次にその細菌に対しどの抗生物質を使ったら良いかの検査も行っています。
また当院では胃カメラにより採取した胃粘膜からピロリ菌を培養、どの抗生物質が有効かという検査も行っています。

使用装置

MicroScanWalkAway40plus
  • MicroScanWalkAway40plus
BACT/ALERT 3D
  • BACT/ALERT 3D

感染症の中でも、血液に菌が感染してしまうと迅速な検査が必要になります。
当院では臨床検査技師が24時間365日対応しています。

安全キャビネット
  • 安全キャビネット

細菌の中には強い感染力を持つものもあるため、検査を行う時は安全キャビネットの中で作業を行っています。

検査により検出された細菌の情報は院内感染対策や耐性菌を作らないような抗生物質の投与にも役立てています。(JANIS厚生労働省院内感染サーベイランス参加病院)
厚生労働省 院内感染対策サーベイランス事業

3F 検査室(病理検査)

病理診断科を参照してください。

スタッフ紹介

検査科部長/巻渕 隆夫

資格・専門
  • 新潟大学医学博士(第340号)
  • 死体解剖資格(第2943号)
  • 日本神経病理学会名誉会員
  • 日本認知症学会評議員
  • 日本神経学会会員
略歴
  • 柏崎市出身
  • 昭和43年 新潟大学医学部医学科卒業
  • 昭和55年 新潟大学脳研究所神経病理学部門助教授

検査技師

  • 検査科技師長 小池 芳一
  • 臨床検査技師 24名
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